この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
艶ありと艶なしはどのような違いがあるの?
塗料の種類によって艶のあるなしが決まっています。
メーカーが製造した段階で決まっています。
艶有りの場合は、7分・5分・3分なのか区分されています。
外壁塗装業者が施工当日に決めるものではありません。
依頼主の希望や都合で、艶有り塗料を艶なしに調合したりはできません。
水性塗料だから艶があるとか、屋根用の塗料だから艶がないことでもないのです。
メーカーの考え方で、決まっているということをまずは理解してください。
塗料によっては、つや消しができないタイプもあります。
艶有りにするのか無しにするのかは、最初の色を決める段階・塗料を決める段階で考え無ければならないのです。
艶なし塗料はどのようにできているの?
艶有り塗料に添加剤を使って艶を消しています。
リシンなど一部の吹き付け用塗料の場合は、最初から艶がないタイプのつや消し塗料です。
多くの場合は艶がある塗料に、艶調整剤を混ぜ込みます。
このようにして塗ったあと艶がでないように調整されています……艶調整剤と呼ばれます。
つや消し剤を混ぜると、塗料を塗った後の膜である皮膜の表面が細かい凸凹になります。
こういった形状が光を分散反射します。
艶がなくなって見えるのです。
注意しておきたいことは、添加剤を使った分、塗料の強度が全体的に落ちます。
つや消しの強度は?
艶有りよりも耐候性が低いですから汚れやすいデメリットがあります。
もともと艶がない塗料は別ですが、塗料のナックあにつや消し剤を混ぜて性能が落ちないことはないです。
基本的に添加剤を混ぜている保護する成分が薄くなっています。
保護の性能は落ちているのです。
艶を消せば消すほど添加剤の量は多くなります。
最近は塗料の技術が進んでおり、性能が上がっています。
つや消しにしたから保護性能が格段に落ちるレベルはありません。
艶がないと水はけも悪くなりますし、汚れやすいです。
コケ・藻・カビも発生する確率が増えます。