この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
「ボンタイル」という言葉に聞き覚えがある人はあまり多くないでしょう。
これは外壁塗装における塗装方法、模様の1種。
名称こそあまり知られていませんが、とても身近なところにまで普及している塗装法です。
そもそもボンタイルとは？
家などの外壁を間近でよく見てみると、非常に小さな玉のようなデコボコが出ているものがないでしょうか。
その塗装法こそがボンタイルです。
ボンタイルはスプレーガンで壁に塗料を吹き付ける形で塗られ、吹き付けタイル、玉吹きとも呼ばれます。
ボンタイルで仕上げた外壁は美しいツヤを持ち、手で触ると心地よくつるつると滑ります。
より優れた塗料を使用している場合、押して見ると弾力を感じられるところもあります。
ボンタイルは職人芸
ツヤのある見た目がきれいなボンタイルですが、その美しさを支えているのは塗装工の技術です。
いくつかのボンタイル塗装を比較してみるとわかるのですが、同じボンタイルでも模様のつき方や塗りムラなどが大きく違っています。
ボンタイル塗装は非常に難易度の高い塗装法であり、塗装を行う職人の腕によって仕上がりが大きく変わってくるものなのです。
そのため、もしもボンタイル塗装を依頼したいと考えているのなら、業者に腕の良い職人が在籍しているかどうか、ボンタイル塗装の実績があるかどうかをよく確認しましょう。
あまり腕のよくない職人によるボンタイルは塗りムラが激しく、場所によって塗装の厚さに差が出てしまいがちです。
ボンタイルの種類
ボンタイルに用いられる塗料には硬質タイプと弾性タイプの2種類があります。
硬質タイプは比較的安く利用できる代わりに若干ひび割れがしやすくなっています。
逆に弾性タイルはひび割れを起こしにくく、さらに防水性と防汚性にも優れています。
ただし硬質タイプよりも価格が張るため、予算と相談してタイプを選択するようにしましょう。
