この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装を行うと減税の対象になる、という話があります。
結論から述べてしまうと、これは事実です。
様々な条件を満たす必要がありますが、外壁塗装を減税の対象とすることは十分に可能なのです。
これは「住宅ローン控除」という制度を利用したもの。
この制度は建物を購入した時に減税を受けられる制度なのですが、リフォームや外壁塗装などの工事もこの制度の範囲内となっているのです。
住宅ローン控除について
住宅ローン控除は、建物の購入や、リフォームのために費用を支払った時に、その費用を減税の対象とすることで、支払ったの税金が返還される制度です。
対象となる限度額は400万円まで。
この額を超えた外壁塗装を減税対象としても、400万円分として計算されます。
控除を受けられる場合、10年の間、1年ごとに住宅ローンや外壁塗装ローンの残高の1%程度が減税されて返還されます。
元の金額が大きくなりがちですので、1%でも非常に大きな減税となることがほとんどです。
どうすれば控除の対象になれるのか
住宅ローン控除を受けるためにはいくつかの条件があります。
非常に細かく設定されていますので、不安な場合は業者や行政に相談してみることをオススメします。
まず、対象となる建物を手に入れて住み始めた時期が平成26年の4月1日から平成31年の6月30日までの間でなくてはいけません。
そしてその建物が自分が住むための建物でなくてはならず、また耐震性能を持っていないと控除の対象外となります。
また、外壁塗装にかかる費用が全体で100万円を超えており、外壁塗装を行う範囲が50平方メートル以上であることも条件です。
加えて、その外壁塗装の費用を支払うためのローンを10年以上借りなくてはなりません。
住宅だけでなく年収などにも条件が制定されています。
減税の手続きを行う本人が、年に取得する合計金額が3000万円以下でなくてはいけません。
これは年収全体ではなく、控除などを含めて最終的に受け取る金額が3000万円であることが条件です。
このように書くと煩雑なように思えるかもしれませんが、古すぎない自宅の外壁を大規模に塗り替えれば条件を満たせることがほとんどです。